AWS、クラウドDBサービス「Amazon Aurora」をアップデート PostgreSQL互換エンジンも利用可能にAWS上で稼働するPostgreSQLの2倍の性能を実現

AWSが、クラウドデータベースサービス「Amazon Aurora」のPostgreSQL互換版をプレビューとして公開。PostgreSQL 9.6.1との互換性を持ち、AWS上で稼働させるPostgreSQLに比べて2倍の処理性能を発揮するという。

» 2016年12月07日 11時00分 公開
[@IT]

 米Amazon Web Services(以下、AWS)は、2016年11月に行われた年次イベント「AWS re:Invent 2016」で、クラウドデータベースサービス「Amazon Aurora」のPostgreSQL互換版となる「PostgreSQL-compatible edition(以下、PostgreSQL互換エディション)」のプレビュー版を公開した。

photo 「PostgreSQL-compatible edition」が追加された

 これまでAmazon Auroraは、MySQLとの互換性を持つ「MySQL-compatible edition」のみが提供されていた。

 PostgreSQL互換エディションは、PostgreSQL 9.6.1との互換性を持つ。AWS上の同一インスタンス上で稼働するPostgreSQLと比べ、2倍のパフォーマンスを実現するという。この他、ストアドプロシージャでは、PL/pgSQL、Perl、Tcl、JavaScript(V8 JavaScriptエンジン)を利用できるようにもする。同社では、既に「Amazon RDS for PostgreSQL」で利用可能な全ての機能と拡張モジュールに対応する予定だとしている。PostgreSQL互換エディションのプレビュー版は、AWSのUS East(Northern Virginia)リージョンで公開される。

 Amazon AuroraのPostgreSQL互換エディションを利用するには、RDS(Amazon Relational Database Service)コンソールの「Select Engine」画面で、Amazon Auroraの「PostgreSQL Compatible option」を選択する。

photo 公開されたパフォーマンス比較表

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。