マイクロソフトが「Windows Server」と「SQL Server」のサポート期間を6年間追加するライセンスオプション「Windows Server Premium Assurance」と「SQL Server Premium Assurance」を発表。従来の10年から、16年にサポート期間を延長できる。
米マイクロソフトは2016年12月8日(米国時間)、サーバOS「Windows Server」とデータベース管理ソフトウェア「SQL Server」のサポート期間を6年間延長する新たなライセンスオプション「Windows Server Premium Assurance」と「SQL Server Premium Assurance」(以下、Premium Assurance)を発表した。
Premium AssuranceはSA(ソフトウェアアシュアランス)のアドオンとして購入でき、+6年のサポート期間が提供される。これまでのメインストリームサポート最低5年、延長サポート最低5年のサポート期間に対し、さらに6年のPremium Assuranceサポート期間が追加される形だ。Premium Assuranceのサポート期間は、マイクロソフトが示す深刻度評価システムにおいて「緊急(Critical)」「重要(Important)」(4段階評価のうち、深刻度が高い上位2段階)と評価された脆弱(ぜいじゃく)性に関するセキュリティ更新プログラムが提供される。
マイクロソフトはPremium Assuranceの提供意図を次のように述べている。
「Premium Assuranceは、アップグレードする準備が整っていない/EOF(End of Support)に間に合わなかったシステムにおいても、コンプライアンス要件の順守やセキュリティの確保を継続できる仕組みを提供する。こうしたシステム上のアプリケーションを安心して使い続けられること、つまり企業に今後最も必要とされる、デジタルトランスフォーメーションの中核となるアプリケーションやサービスの開発に注力できることを意味する」
Windows Server Premium AssuranceとSQL Server Premium Assuranceは個別に、または両方まとめて購入可能。購入時期によって以下の価格が設定される。受付開始は2017年初頭から。
Premium Assuranceでカバーされる最も古い製品は、SQL Server 2008/2008 R2(延長サポートが2018年7月に終了予定)、Windows Server 2008/2008 R2(延長サポートが2020年1月に終了予定)となる。
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