レッドハット、コンテナプラットフォームの最新版「Red Hat OpenShift Container Platform 3.4」をリリースエンタープライズグレードのKubernetesプラットフォーム

レッドハットは、コンテナアプリケーションプラットフォームの最新版「Red Hat OpenShift Container Platform 3.4」を発表。Red Hat Customer Portalで公開された。

» 2017年01月27日 11時00分 公開
[@IT]

 米レッドハットは2017年1月26日、コンテナアプリケーションプラットフォームの最新版「Red Hat OpenShift Container Platform 3.4」を発表した。

 Red Hat OpenShift Container Platformは、コンテナ型仮想化技術「Docker」と、Docker管理ツール「Kubernetes」を用いて構成されるコンテナアプリケーションプラットフォーム。最新版のバージョン3.4では、複数の異なるストレージタイプに対して動的にプロビジョニングする機能を備え、Kubernetesも最新版のKubernetes 1.4に刷新された。

 具体的には、レッドハットが提供する分散ストレージ基盤「Red Hat Gluster Storage」を用いたストレージ装置と組み合わせることで、ストレージの動的なプロビジョニングを可能とし、管理画面のクリック操作だけでデプロイできるようにする。

photo Red Hat OpenShift Container Platform 3.4の主な強化ポイント

 その他、マルチテナンシー機能が強化され、新たなハイブリッドクラウドのレファレンスアーキテクチャも提供する。マルチテナンシー機能は、単一のKubernetesクラスタ内でマルチテナント環境を構築する際のプロジェクト管理を簡略化。複数の開発チームやアプリケーション、ライフサイクル環境を完全に隔離したまま、リソースを共有できる。

 新たに提供するハイブリッドクラウドのレファレンスアーキテクチャは、Red Hat OpenShift Container Platform 3.4を、OpenStackやVMware、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Engine、Microsoft Azureといったクラウド環境上へ、耐障害性の高い環境として構築するための導入ガイドとなる。パブリック/プライベートクラウド、マルチクラウド、仮想マシン、ベアメタルマシン上に構築する方法を提供する。

 Red Hat OpenShift Container Platform 3.4は、Red Hat Customer Portalで既に公開されている。

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