伊藤忠テクノソリューションズは、モバイルアプリ開発を支援するソリューション「CTC MeUX Backend」の提供を開始した。モバイルアプリの開発に必要となる機能をあらかじめ備え、アプリごとに構築していたサーバを1つに集約できる。
伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は2017年3月14日、モバイルアプリ開発を支援するソリューション「CTC MeUX Backend」の提供を開始すると発表した。企業システムのモバイル対応に必要な基本機能を備えたプラットフォームの販売から、導入サービス、運用支援サービスまで提供する。
CTC MeUX Backendは、NCデザイン&コンサルティング(NCDC)のモバイルアプリ開発プラットフォーム「AppPot」をベースに展開するソリューション。AppPotは、ユーザー認証やデータ暗号化、オフライン制御、プッシュ通知といったモバイルアプリの開発に必要となる機能をあらかじめ備えている。例えばユーザー認証機能は、Active DirectoryやLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)、Googleアカウント認証などに対応し、Oracle DatabaseやSQL Serverなどのデータベース管理システムとの連携も可能。これまでアプリごとに構築していたサーバを1つに集約できることから、バックエンド側の開発期間を短縮するとしている。
開発可能なモバイルアプリの対応OS/フレームワークは、iOS、Android、Apache Cordova。バックエンドシステムは、クラウドとオンプレミスの両方に対応する。ライセンスは、1カ月単位の課金となるサブスクリプション型と買い取り型の2形態を用意する。価格は、サブスクリプション型が1ユーザー当たり1600円/月(税別、以下同)。買い取り型は、1コア当たり100万円(同)。サブスクリプション型は、最少ユーザー数(5ユーザー)と最短契約期間(12カ月)の契約条件がある。
この他、CTC MeUX Backendの提供と併せてモバイルアプリ開発プラットフォームの設計や構築をサポートする導入支援サービスや、モバイルアプリの利用状況や安定性などをレポートし、運用上の改善策を提案する運用支援サービスも提供する。
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