メディアドゥは、事業の海外展開を見据えて米サンディエゴに子会社を設立している。ただし、実際に海外の読者向けに電子書籍を販売する際、国内のシステムを使ったのではネットワーク遅延などの問題が起きる恐れがある。そこで山田氏が期待しているのが「Oracle Database Cloud Service」だ。
「海外で事業を展開する際、そこにデータセンターを確保してOracle Exadataを運用管理するのはハードルが高いと感じています。それに、現在はオラクル自身がOracle DatabaseのパブリッククラウドとしてOracle Database Cloud Serviceに力を入れているので、これには大いに期待しています。当社でも少しずつ検証を進めていきたいですね」(山田氏)
なお、Oracle Exadata X5はOracle Database 12cで運用しているが、マルチテナント機能(Oracle Multitenant)やOracle Database In-Memoryといった新機能はまだ利用していないという。山田氏は、「今後は、それらの新機能の活用、さらには他社製品で運用しているデータベースの統合などを検討していきたい」と話して講演を締めくくった。
以上、ここではメディアドゥが電子書籍事業の核となるデータベース基盤にOracle Exadataを選んだ理由と、その活用の変遷を紹介した。国内外の多数の電子書籍販売サイトへのコンテンツ配信を担う同社は、まさに電子書籍市場を根底から支える存在だ。Oracle Exadataによって月間60億ダウンロードに耐えキャパシティーを得た同社コンテンツ配信基盤の上で、電子書籍市場のさらなる拡大が続く。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年4月27日
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