Microsoftは、Webブラウザ「Microsoft Edge」のiOS版およびAndroid版とAndroid向けホームランチャー「Microsoft Launcher」の各プレビュー版を発表した。
Microsoftは2017年10月5日(米国時間)、Webブラウザ「Microsoft Edge」のiOS版およびAndroid版と、Android向けホームランチャー「Microsoft Launcher」を発表した。iOS版EdgeとLauncherは、それぞれプレビュー版が公開されており、Android版Edgeのプレビュー版も近く公開される。どちらのアプリも、スマートフォンとPCを簡単に連携できるようになっている。
EdgeのiOS版とAndroid版は、スマートフォンでもWindows 10 PC上のEdgeと同じブラウザエクスペリエンスを求める声に応えて開発されたという。
EdgeのiOS版とAndroid版では、PC向けEdgeでおなじみの「お気に入り」「リーディングリスト」「新しいタブページ」「読み取りビュー」といった機能が利用できる。また、2017年10月17日の正式リリースが発表されたWindows 10のメジャーアップデート「Windows 10 Fall Creators Update」に搭載される「Continue on PC」機能により、PCとスマートフォンの一方のデバイスで見ていたページを、他方のデバイスですぐに開いたり、保存して後で利用したりできるようになる。
なお、EdgeのiOS版とAndroid版のプレビュー版は、当初は英語にのみ対応。追って他の言語にも対応するという。またパスワードのローミングなどの一部機能やiPadおよびAndroidタブレットのサポートも、追って提供するとしている。
Microsoft Launcherは、Androidスマートフォンのホーム画面をカスタマイズできるランチャーアプリ。Windows 10 Fall Creators Updateの新デザインシステム「Fluent Design System」に基づいており、Continue on PC機能によって、スマートフォンとPCで写真やドキュメントなどをシームレスに利用できるようになる。
Microsoft Launcherでは、特定の人のアイコンをホーム画面に配置し、素早く連絡が取れるようにすることが可能だ。さらに、画面を素早く右にスワイプするごとに、「自分の重要イベント」「トップニュース」「最近のアクティビティー」「お気に入りの人」「よく使うアプリ」といったフィードを表示されるようになる。
ホーム画面はさまざまなカスタマイズが可能だ。バックグラウンドの色を簡単に設定したり、ジェスチャー機能を利用したりできる。
なお、Microsoft Launcherは、Microsoftの「Garageプロジェクト」として開発され、公開されてきた「Arrow Launcher」を大幅にアップデートし、改称したもの。従来のArrow Launcher β版のユーザーは、自動的にMicrosoft Launcherにアップデートされる。
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