日立システムズと日立ソリューションズは、「サイバー攻撃対応BCPソリューション」の提供を開始した。BCPの策定やコンサルティングサービスによってサイバー攻撃からシステムを保護し、企業の事業継続を支援する。
日立システムズと日立ソリューションズは2018年1月30日、「サイバー攻撃対応BCPソリューション」の提供を開始した。同ソリューションは、サイバー攻撃に特化したBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の策定、BCPに沿ったセキュリティ対策の実施、監視運用、攻撃による被害からの復旧などのサービスを提供し、企業の事業継続を支援する。
サイバー攻撃の高度化が進む昨今では、いったんマルウェアが企業のシステムに侵入してしまうと、管理者が気付かないうちに被害が拡大し、場合によっては業務停止に追い込まれる恐れがある。そのため、サイバー攻撃対策として、災害やパンデミック対策とは異なるBCPを策定、運用することが、企業の経営課題になっている。
サイバー攻撃対応BCPソリューションでは、サイバー攻撃向けBCP策定に関するコンサルテーション経験を持つエンジニアが、「ISO27001」などのリスクアセスメントを基準にした「サイバー攻撃対応BCP策定コンサルティング」を提供。サイバー攻撃を受けた際に影響を受ける事業範囲とリスクを洗い出し、優先度を考慮してリスク低減対策や運用・効果検証に関する計画を策定する。
また、標的型攻撃やランサムウェアへの各種対策システムやサービス、セキュリティ教育なども提供。セキュリティアナリストが常駐するSOC(Security Operation Center)から、顧客のシステムを24時間365日体制で監視し、セキュリティインシデントを早期に発見する。
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