AI活用し複雑な対話が可能、CTCがチャットbot開発プラットフォームを提供開始3年間で3億円の売り上げを目指す

伊藤忠テクノソリューションズは、ユーザーとの対話型システムを構築するための開発プラットフォーム「Benefitter」の提供を開始した。パターン化されていない質問には、AIを活用して対応可能。音声認識機能を拡充し、スマートスピーカーにも対応予定だ。

» 2018年06月06日 08時00分 公開
[@IT]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年6月5日、ユーザーとの対話型システムを構築するための開発プラットフォーム「Benefitter」の提供を開始すると発表した。LINEなどのメッセージングアプリやブラウザチャットに対応したチャットbotを作成できる。

 近年、マーケティングやカスタマーサポートなどでは、業務の効率化などを目的としてチャットbotが利用されている。複雑な対話を可能にするためにAI(人工知能)との連携も進んでいるが、要件に応じたAIの選定や対応のチューニングには専門的な知識が必要だ。

 Benefitterは、パターン化されていない質問にはAIを活用して対応する機能の他、ユーザーの特性判断や、複数パターンのテストを実施して効果の高いパターンを採用する「A/Bテスト」などの機能を提供する。商品説明や問い合わせへの対応など複雑な対話の自動化が可能だという。

Benefitterの構成図 Benefitterの構成図

 CTCでは、会話シナリオの制作や利用状況の分析、複数のメッセージングアプリ向けチャットbotの一元管理、GUI(Graphical User Interface)による視覚的な設定環境などによって、目的に応じたチャットbotを容易に効率よく作成できるとしている。今後は、音声認識機能を拡充し、スマートスピーカーにも対応する予定だ。

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