行末に潜む余計な空白文字はちょっと気分が悪いものだ。VS Codeでは、ファイルの保存時にデフォルトで行末の空白文字を自動削除してくれる。自動削除するのではなく、行末に空白文字があれば、それをハイライト表示してくれるのが、Shardul Mahadik氏によるTrailing Spaces拡張機能だ。
この拡張機能をインストールしていると、次の画像のように行末にある空白文字をハイライト表示してくれる。
上の画像では、VS Code自体の設定項目で単語間にある1個の空白文字は表示しないが、それ以外は表示するように設定してあるため、「・」で空白文字表示が行われるとともに、ハイライト表示も行われている。
また、コマンドパレットにも以下のコマンドが追加されるので、必要に応じて使ってみてもよいだろう。
Trailing Spaces拡張機能で設定可能な項目についてはドキュメントの「Options」を参照されたい。
Trailing Spaces拡張機能と重複するところもあるが、行末の空白文字に関連するVS Codeの設定としては以下のものがある。
これらの設定項目があり、重複する機能もあるので無理にこの拡張機能を入れる必要はないかもしれないが、行末の余計な空白文字が気になる人は、Pythonに限らずインストールしておくと気分良くコードを書けるだろう。
Taiwo Kareem氏によるPython Extended拡張機能は、Python用のスニペット集だ。
例えば、以下はこの拡張機能を無効化した状態でIntelliSenseによる入力候補を表示しているところだ。
一方、この拡張機能が有効だと、次のようになる。
一番上はVS Codeが提示してくれるものだが、その下に多くの入力候補がスニペットとして表示されている。上から2つ目を選んで[Tab]キーを押せば、引数も含めて、コードを補完してくれる。
もちろん、引数aとbの間は[Tab]キーでの移動が可能だ。これらのスニペットを活用することで、コード記述の省力化が図れるだろう。
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