用語「強いAI」「弱いAI」について、また類義語として「汎用型AI(AGI)」「特化型AI」について説明。「人間が行う知的活動を完全に模倣できるAI」もしくは「特定のタスク(処理)のみを実現するAI」を指す。
人工知能(AI)を分類する方法は幾つかあるが、大きくは「汎用型AI」と「特化型AI」に二分される。この分類は、哲学者ジョン・サールが作った用語で「強いAI」と「弱いAI」と表現されることもある(図1)。
強いAI(Strong AI)とは、人間が行う知的活動を完全に模倣できるAIで、「汎用型AI」(AGI:Artificial General Intelligence、汎用的なAI)とも表現される。対義語に、後述の弱いAIがある。
人間のように考えて行動できる「ドラえもん」が、まさに「強いAI」である。
弱いAI(Weak AI、Narrow AI)とは、特定のタスク(処理)のみを実現するAIで、「特化型AI」とも表現される。対義語に、前述の強いAIがある。
前述の「強いAI」が理想である。しかし現在の技術は、まだそれを実現できるレベルまでには進んでいない。現在の機械学習やディープラーニングで実現されているAIは、「弱いAI」とされる。
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