Mozillaは、ファイルを暗号化して簡単に共有できるWebベースの無料サービス「Firefox Send」の正式提供を開始した。Androidアプリの提供も予定している。
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Mozillaは2019年3月12日(米国時間)、ファイルを暗号化して安全かつ簡単に共有できるWebベースの無料サービス「Firefox Send」の正式提供を開始したと発表した。
Firefox Sendは任意のWebブラウザから利用できる。Androidアプリも2019年3月11日週中にβ版がリリースされる見込みだ。
Firefox Sendで共有できるファイルサイズの上限は1GBで、無料のFirefoxアカウントでサインアップすれば、2.5GBまでのファイルを共有できる。
ユーザーは、ファイルを共有したい相手にファイル共有リンクを送信する。共有相手は、受け取ったリンクをクリックするだけで、ファイルをダウンロードできる。Firefoxアカウントを持っていなくても、ファイルにアクセスすることが可能だ。
Firefox Sendはエンドツーエンドの暗号化により、ユーザーがファイル共有を開始してから、共有相手がファイルを開くまで、データを安全に保つ。
ファイル共有リンクの有効期間は2種類の方法で指定できる。一つは、ダウンロード回数を1、2、3、4、5、20、50、100回に指定する方法。もう一つは、時間を5分、1時間、1日、7日で制限する方法だ。パスワード保護を有効にして、セキュリティレイヤーを追加することもできる。
Mozillaは、プライベートで安全な選択肢の提供をミッションとして掲げており、「Firefox Sendは、他の全てのFirefoxアプリおよびサービスと同様に、プライバシーを考慮するように設計されており、これによってユーザーの全てのファイルが保護される」と述べている。
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