日立ソリューションズは「働き方改革向け業務可視化・分析サービス powered by Work Style Analyzer」を提供開始する。従業員のマウスやキーボードの操作状況、利用したアプリケーション名やファイル名、Webサイト名などをリアルタイムで収集し、業務に関する問題の分析や課題の把握を支援する。
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日立ソリューションズは2019年6月11日、「働き方改革向け業務可視化・分析サービス powered by Work Style Analyzer」を同年6月12日に提供開始すると発表した。これは、従業員や組織の業務に関する問題の分析や課題の把握に向けた、生産性向上を支援するクラウドサービスだ。
同サービスは、従業員が利用するPCにエージェントをインストールすることで、従業員のPC操作の内容と作業時間を「Microsoft Azure」に記録、集計する。集計したデータはグラフ表示できるので、従業員が自身の業務状況を把握したり、各部門の管理者が従業員の働き方を組織横断的に見直したりできる。さらに、人材情報や業績情報など、社内のさまざまなデータを組み合わせて分析することも可能だ。
エージェントが収集する情報は、マウスとキーボードの操作状況や、利用したアプリケーション名、利用したファイル名、Webサイト名など。これらを業務内容と合わせて、リアルタイムでクラウドに記録する。記録したデータは、何時から何時まで、どこで、どのような業務をしたかなどを、従業員や組織単位で集計できる。例えば「メールの利用率が高く、本来の業務にかける時間が短い」といったことが一目で分かる。1日ごとのタイムラインや、日次、週次、月次といった単位でもグラフ表示できる。
エージェントの対象OSは「Windows 7」「Windows 8.1」「Windows 10」。クラウドに集計したデータをグラフ化するレポートサイトは「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」「Safari」「Google Chrome」「Firefox」などのWebブラウザで参照できる。価格は、初期導入サービスが40万〜100万円、ユーザー1人当たりの月額利用料が400〜1000円。
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