5月13日には、サイバー攻撃への対処やサイバー空間での犯罪防止に向けて自民党が提言を行っています。この提言の中には、これまであまり試みられていない手法が含まれており、話題になりました。
一つは捜査のために容疑者のPCやスマートフォンにウイルスを仕込むということです。これに対しては、犯罪者だと疑われたらウイルスを仕込まれてしまうことへの懸念や、解析されて恥をかくという意見がありました。
サイバー攻撃に対しても、攻撃に使われているサーバに対してDDoS攻撃で逆に攻撃したり、盗まれた機密情報を不正アクセスによって奪い返したりといった手法が提案されていました。これに対しても、そもそもどうやって奪い返せるのかと否定的な意見ばかりでした。
なお、提言にはサイバー攻撃への対策や情報提供を一元的に担う「サイバーセキュリティ庁」を新設するという内容も含まれています。こちらに対しては多くの人は賛意を示していました。もう少し早めに作っておけば良かったのにという意見もありました。
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