データ分析プラットフォームのThoughtSpotは、これまでになかったセルフサービスBI製品だという。本当にそうなのだろうか。他のセルフサービスBI製品との違いを、独自の視点で探ってみた。
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データ分析プラットフォームのThoughtSpotが、日本法人ソートスポットを設立した。同社は2019年6月初め、自社製品を紹介すると共に、日本におけるビジネス戦略を説明した。ThoughtSpot CEOのスディーシュ・ナイア氏は、「検索インタフェースとAIによる支援で好奇心を解放することにより、創造につなげる」のが同社のビジョンだとし、Tableau Softwareなどと競合するものではないと話した。
とはいえ、ビジネスユーザーがデータを機動的に活用できるよう支援する「セルフサービスBIツール」の分野に属することは変わりがない。では、他のセルフサービスBIツールとどう違うのだろうか。
本記事では、製品の特徴、ビジネススタイルの両面から、製品説明会で得た情報を基に、他のツールとの違いを探る。
まず、ThoughtSpotの製品は、どのような使い勝手なのだろうか。ナイア氏は、「検索」と「AI」がThoughtSpotにおけるカギだという。だが、他のセルフサービスBIツールでも、この2つのキーワードに沿った動きは見られる。ビジネスユーザーにとっての使い勝手が、他のツールと決定的に違うのはどこなのだろうか。
ThoughtSpotで、ユーザーにとっての主なインタフェースとなるのは「検索窓」だ。画面上部に表示される入力ボックスに、キーワードあるいは自然文を入力して、データの活用を行う。
ナイア氏は、検索窓にデータに関する質問を自然文で入力するデモを見せた(自然言語処理の日本語対応は開発中)。例えば「How much bourbon did we sell monthly(バーボンウィスキーが毎月どれくらい売れたか)」と入力すると、これを表すグラフが表示される(表示スピードの速さも、使い勝手を大きく左右するポイントだとナイア氏は主張する)。
次に、グラフにおいて売り上げが好調な月の部分を右クリックすると、図のように複数の選択肢が表示される。ここがThoughtSpotにおける差別化ポイントの1つのようだ。
図では選択肢として、「Drill down(ドリルダウン)」「Show underlying data(元データを表示する)」「SpotIQ analyze(スポットIQ分析)」といった項目が見える。「SpotIQ analyze」については後で触れるが、ここで「Drill down」を選択すると、ドリルダウンに使える項目が自動的に表示される。ここでは店舗の地域、製品名、年齢層、店舗名、部門名、商品カテゴリー、性別が選べるようになっているので、いずれかを選択するドリルダウン後のグラフが表示される。このグラフの特定個所に興味を持ったら、そこを右クリックしてさらにドリルダウンができる。
「それでも、どんな質問をすればいいか分からないときがある。質問に対する答えを探すのは簡単だが、データが多すぎて適切な質問を考えるのが難しいことは往々にしてある」とナイア氏は言う。
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