6年間の大規模オンラインゲーム運用によるトイルをなくしたい――AWS移行でサムザップのSREはNoOpsを実現できたのか特集:百花繚乱。令和のクラウド移行(4)(2/2 ページ)

» 2019年07月16日 05時00分 公開
[高橋睦美@IT]
前のページへ 1|2       

6年間の運用でたまったトイルをなくし、NoOpsを実現させたい

 3つ目の課題が「自動化しにくいシステム構成と環境」だ。

画像 サムザップの吉岡賢氏

 吉岡氏は自動化に向けた取り組みを次のように語った。「なぜ自動化したかったかというと、システム運用も6年目となると、人間がやるべきではない作業、いわゆる『トイル』がけっこうたまっていました。それをなくし、『NoOps』を実現するのが大きな目的でした」という。

 旧環境はGitHubといった外部サービスとの連携がしにくいクローズドな環境であり、その上「デプロイ対象管理」などに手作業が割り込んでいた。さらに分析基盤の運用も職人技で支えられている状況だった。このため吉岡氏らは「安定稼働のための改善に使う時間を確保する」目的から自動化に向けた取り組みを進めた。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。