BBIXとさくらインターネット、モバイルコアやネットワーク自動化の新会社を設立「5Gを見据えるが、それだけでない」

BBIXとさくらインターネットは2019年7月29日、合弁会社「BBSakura Networks」の設立を発表した。モバイルコアやバックホールネットワーク設定自動化などの取り組みを進めるという。

» 2019年07月30日 13時21分 公開
[三木泉@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 BBIXとさくらインターネットは2019年7月29日、合弁会社「BBSakura Networks」(以下、BBSakura)の設立を発表した。新会社は5Gを見据えながらも、より広く「モバイルネットワークソリューション」を提供することが目的だという。

 BBIXは、国内およびアジアの有線・無線通信事業者などに対し、インターネットエクスチェンジ/ローミングサービスを展開してきた。一方、さくらインターネットは、クラウド/データセンター事業者だが、LTE閉域網を通じてさくらのクラウドに直接接続できるIoT向けSIMサービス「さくらのセキュアモバイルコネクト」を、2018年2月に提供開始している。フルMVNOで、モバイルコアは自社開発という。

 BBSakuraに対する出資比率はBBIXが51%でさくらインターネットが49%。当初は両社から計22人が出向する。その7、8割はエンジニアといい、同社は事実上、プロダクトの開発・運用に専念。BBIXとさくらインターネットが、それぞれの販路で展開する。

 BBSakura設立の背景にはキャリアインフラのソフトウェア化があり、将来に向けては「5Gの特徴のうち、特に多接続およびネットワークスライシング(用途に応じたネットワークの論理分割とサービス品質の制御)に着目している」と、BBIX技術本部本部長で、新会社の代表取締役社長兼CEO を努める佐々木秀幸氏は説明した。

 では、新会社はどのようなプロダクトを提供するのか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。