Microsoft、開発環境「Visual Studio Online」のパブリックプレビュー版を公開3種類のエディタをサポート

Microsoftは、オンデマンドでマネージド開発環境を提供する「Visual Studio Online」のパブリックプレビュー版を公開した。Visual Studio CodeやVisual Studioからも利用可能な他、内蔵のWebブラウザベースのエディタも利用できる。

» 2019年11月06日 18時00分 公開
[@IT]

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 Microsoftは2019年11月4日(米国時間)、同日開幕した年次カンファレンス「Microsoft Ignite 2019」において、「Visual Studio Online」のパブリックプレビュー版を公開したと発表した。

 Visual Studio Onlineは、オンデマンドでマネージド開発環境を提供し、長期プロジェクトで作業している場合はもちろん、短時間の機能ブランチ作業を進めたり、プル要求を素早く確認する必要があったりする場合に役立つ。

 Gitリポジトリや拡張機能に加え、組み込みのコマンドラインインタフェース(CLI)を備えたWebブラウザベースのエディタを内蔵する。どのデバイスからでもアプリケーションを編集、実行、デバッグできる。

 Webブラウザベースのエディタ以外にも、コードエディタ「Visual Studio Code」や統合開発環境(IDE)の「Visual Studio」からVisual Studio Onlineを利用できる。

 Visual Studioで利用可能な機能は、現時点ではプライベートプレビュー段階にある。Microsoftは、WindowsベースのVisual Studio Online環境を構築する機能も導入しようとしており、これらの機能に興味がある場合は、プライベートプレビュープログラムに申し込むと、待機者リストに登録される。

 Visual Studio Onlineの上記以外の主な特徴は次の通り。

開発メンバーを増やす際に役立つ

 Visual Studio Onlineを起動すると、開発に必要な全ての要素が自動的に構成される。ソースコードやランタイム、コンパイラ、デバッガ、エディタ、ドットファイルの構成、関連するエディタ拡張などだ。

 Visual Studio Onlineでは開発環境の作成や破棄を高速に実行できるため、プロジェクトに参加する新しいチームメンバーへの迅速なオンボーディングが可能になる他、新しいスタックや言語、コードベースを、ローカル環境への影響を気にせずに試すこともできる。Visual Studio Onlineの開発環境は定義を共有するので、繰り返し作成でき、チームメンバー間の構成の違いもほぼなくなる(構成に違いがあるとバグの原因になりやすい)。

 また、開発環境は完全に構成できるので、プロジェクトの要件に合わせて厳密にチューニングできる。

クラウドのメリットを享受できる

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