4月になりました。新社会人の皆さんの中には「安定した気持ちで働きたい」と思っている人も多いと思います。でも本当に安定したいのなら、「安定とは何か?」を再定義してみませんか。
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新しい年度が始まりました。新社会人になった皆さん、おめでとうございます。これから続く社会人生活、「楽しく仕事をしてほしいな」と、切に願っています。
新社会人の皆さんにとって、学生から社会人へと生活環境が大きく変わるこの時期は、ただでさえ不安な季節です。それに加えて2020年は、COVID-19の影響があります。入社式がなくなったり、延期になったり、研修がリモートになったりと、例年以上に「この先、どうなるんだろう?」と不安を感じている人が多いのではないでしょうか。
逆に、入社式も研修も通勤も「これまで通り」で、「こんな状況なのに……うちの会社、大丈夫かな?」と感じている人もいるかもしれません。
このような「超不安定」なとき、多くの人が求めるのが「安定」です。どうすれば安定できるのでしょうか……。
2020年の新社会人の4割は、「安定」を求めているそうです。
「どんな会社で働きたいと思っているのか」――マイナビが2020年卒業予定の学生を対象に行った就職意識調査によれば、1位は「安定している会社」で39.6%。調査開始から20年間1位だった「自分のやりたい仕事ができる会社」は35.7%で2位になったそうです。
右肩上がりの高度経済成長期とは違い、現代は「人口減少社会」です。かつての「大量生産、大量消費」モデルではなくなっている今は、今後社会がどうなっていくのか分からない、不安定な時代です。
また、この10年だけを見ても、東日本大震災や原発事故、2019年の巨大台風、そして2020年のCOVID-19と、予想できない事態を毎年のように見せつけられています。「安定」を求めたくなるのも当然なのかもしれません。
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