テレワーク導入でビジネスチャットへの関心が急拡大 RECEPTIONISTが分析「Teamsに関する記事へのアクセス数が10倍」

RECEPTIONISTは、同社が運営するビジネスチャットの利用者向けWebメディアへのアクセス数の変化を分析した。それによると、テレワークが急速に拡大していることや、中でも「Microsoft Teams」の利用が広がっていることが分かった。

» 2020年04月21日 08時00分 公開
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 RECEPTIONISTは2020年4月20日、新型コロナウイルス感染症の感染防止の影響による働き方の変化についての調査結果を発表した。同社が運営するWebメディア「Business Chat Master(BCM)」へのアクセス数の変化を分析した。それによると、テレワークが急速に拡大していることや「Microsoft Teams」(以下、Teams)の利用が広がっていることが分かった。

画像 RECEPTIONISTのWebページから引用

 BCMは「Chatwork」やTeams、「LINE WORKS」「Slack」といったビジネスチャットの利用方法や応用方法を解説するWebメディア。RECEPTIONISTによると「2020年4月16日までの実績から推計すると、2020年4月のアクセス数は同年2月の約4倍に増加する見込み」という。同社は「緊急事態宣言が出たことによってテレワークが急速に広まり、テレワークでのコミュニケーションツールとして利用されているビジネスチャットを活用するための情報が求められている」と見ている。

「Teamsに関する記事へのアクセス数は2月の10倍」

 中でも、Teamsの利用が拡大しているという。Microsoftによると、Teamsの利用者数は2020年3月11〜18日の1週間に世界で1200万人増加し、4400万人になった。BCMのTeamsに関する記事への4月のアクセス数は2月の10倍に跳ね上がり、BCMへのアクセス数の変化からもTeamsの利用者数拡大が裏付けられた。特に、「基本的な使い方」や「会議機能の使用方法」といった基本的な利用方法に関する記事へのアクセスが多いそうだ。

 RECEPTIONISTはこうした結果から「今までビジネスチャットを使っていなかった人たちがテレワークをきっかけにTeamsを導入し、オンライン商談やWeb会議で使っている」と分析している。Teamsが選ばれている理由として同社は、「もともと『Office 365』を導入している企業が多く、そうした企業は追加費用をかけずにTeamsを利用できるからではないか」と推測している。

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