内閣サイバーセキュリティセンターは、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態措置の終了後にも、テレワークや遠隔会議システムを継続的に活用するに当たって、セキュリティ上留意すべき点を公表した。
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内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は2020年6月11日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する緊急事態措置の終了後も、テレワークや遠隔会議システムを継続的に活用するためにセキュリティ上留意すべき点を公表した。政府機関や重要インフラ所管省庁に向けたものだが、一般の企業にも参考になる。
今回公表された留意事項は、大きく分けて5つの項目からなる。
このうち、「情報セキュリティリスクの再評価」「情報セキュリティ関連規定の確認と改定」「利用端末の確認」については一般の企業にも参考になる。
NISCは「テレワークを運用している間に当初計画していたものと利用の仕方(利用状況)が変わったものがあれば、改めてリスクを評価することが重要だ」としている。例えば、取扱業務量や利用者が増えたり、利用対象者や対象業務の範囲が拡大したりしたなどだ。リスクを再評価して、リスクが高いと判断したときには、対象業務の見直しや追加的な対策を実施するよう指摘している。
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