Azure ADのサインインエクスペリエンスを自社ブランドでカスタマイズが可能にMicrosoft Azure最新機能フォローアップ(114)

Azure ADの「会社のブランド」機能が拡張され、正式機能として提供が開始されました。新たにサインインページに、クリック可能なハイパーリンクや太字、イタリック体、下線を含めることができるようになりました。

» 2020年07月16日 05時00分 公開
[山市良テクニカルライター]

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「Microsoft Azure最新機能フォローアップ」のインデックス

Microsoft Azure最新機能フォローアップ

Azure ADの「会社のブランド」とは

 「Azure Active Directory(Azure AD)」の「会社のブランド」機能は、組織のサインインページに会社や組織のロゴやカラー、テーマ、任意のテキストを表示するなどしてカスタマイズできる機能です。

 この機能を利用することで、Azure ADの組織のアカウントで使用する「Azureポータル」や「Officeポータル」、組織のアカウントを使用するWebアプリ、「Windows 10」のAzure AD参加のエクスペリエンスを自社向けにカスタマイズすることができます(画面1)。

画面1 画面1 Azure AD有料プランで利用できる「会社のブランド」によるサインインページのカスタマイズ

 Azure ADの「会社のブランド」機能は、無料の「Azure AD Free」プランでは利用できません。有料の「Basic」「Premium 1(P2)」「Premium 2(P2)」、または「Microsoft 365(Office 365)」に含まれるAzure AD(Azure AD for Office 365)で利用可能です。なお、Azure ADの「Basic」プランは2019年6月末で新規販売が終了となり、購入することはできなくなりました。

新たにサポートされるテキストの装飾

 今回「会社のブランド」で拡張された機能は、「サインインページのテキスト」に設定するテキストの装飾です。以下の簡単な記述形式で、クリック可能なハイパーリンク、太字、イタリック体、下線を含めることができます(画面2画面3)。なお、イタリック体は日本語文字には効果はありません。

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