在学証明書や卒業見込み証明書をオンラインで提供 慶應義塾大学らが「次世代デジタルアイデンティティー基盤」の実証実験を開始オンラインショッピングで「学割」が使える?

慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンターと慶應義塾大学SFC研究所ブロックチェーン・ラボは次世代デジタルアイデンティティー基盤の実証実験を開始した。慶應義塾大学の学生を対象に在学証明書や卒業見込み証明書などをスマートフォンアプリで発行する。

» 2020年10月28日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンターと慶應義塾大学SFC研究所ブロックチェーン・ラボは2020年10月26日、Microsoftと連携して「次世代デジタルアイデンティティー基盤」の実証実験を開始した。同実証実験は、伊藤忠テクノソリューションズ、Japan Digital Design、ジェーシービー、NTT西日本、BlockBaseの5社と共同で実施。慶應義塾大学の学生を対象に在学証明書や卒業見込み証明書などをスマートフォンアプリで発行する。

画像 実証実験で使用するデジタルアイデンティティー基盤の利用イメージ

オンラインで「学割」を適用するといった使い方も視野に

 今回の実証実験は、同基盤の機能や標準化の検証が目的。

 慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンターらは「現在標準化が進んでいる汎用(はんよう)化されたデジタル証明書技術『Verifiable Credentials』(VC)と、特定の企業に依存しない分散型モデルで永続性のある識別子を表現する『Decentralized Identifiers』(DID)を活用することで、住所や名前、年齢などの各種属性に加え、卒業証明書や研修修了証といった各種証明データをオンラインで確実に検証できる」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。