ガートナーは、「日本におけるセキュリティ(デジタル・ワークプレース)のハイプ・サイクル:2020年」を発表した。同社は、テレワークに向けたセキュリティについて、新しい働き方を前提に技術の理解を深め、新たな議論を開始することが急務だと指摘する。
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ガートナー ジャパンは2020年8月5日、「日本におけるセキュリティ(デジタル・ワークプレース)のハイプ・サイクル:2020年」を発表した。2020年版は、企業が今後積極的に利用するとみられるクラウドやモバイルに向けたセキュリティ技術として、「ゼロ・トラスト・ネットワーク・アクセス」や「SASE」(Secure Access Service Edge)、「KMaaS」(Key Management as a Service)を新たに追加した。
「日本におけるセキュリティ(デジタル・ワークプレース)のハイプ・サイクル:2020年」は、SASEが黎明(れいめい)期にあり、KMaaSやゼロ・トラスト・ネットワーク・アクセス、「SaaS版アイデンティティー/アクセス管理」などが「過度な期待」のピーク期にあるとした。そして、「CSPM」(Cloud Security Posture Management)や「CASB」(Cloud Access Security Broker)などが幻滅期に入ったとし、啓蒙(けいもう)活動期には「電子サイン」や「BYOD」(Bring Your Own Device)など、生産性の安定期には「VDI」(仮想デスクトップインフラストラクチャ)や「SIEM」(Security Information and Event Management)があるとしている。
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