パーソルキャリアとNECは、外国人ITエンジニアの採用を検討する日本企業に向けたダイレクトリクルーティングサービスの実証実験を開始する。NECが独自に開発したブロックチェーン技術などを用いたスマートフォンアプリによって、エンジニアのスキル情報を安全に管理する。
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パーソルキャリアとNECは2020年8月13日、外国人ITエンジニアの採用を検討する日本企業に向けたダイレクトリクルーティングサービスの実証実験を開始すると発表した。このサービスは「Self-Sovereign Identity」(自己主権型アイデンティティー:特定の管理主体が介在することなく個人が自分自身のアイデンティティーを自ら保有しコントロールできるようにすべき)という考え方に基づいている。
実験ではNECが独自に開発したブロックチェーン技術と、AONT(All-or-Nothing Transformation)を採用したスマートフォンアプリを使い、転職希望者の個人情報を安全に管理し、情報の改ざんを防ぐ。AONTとは暗号化方式の一つで、単体では復元できない断片にデータを分割し、機密性を高める技術。原則、全ての断片がそろわなければ元のデータに復元できないという。
今回の実証実験は、GMOインターネットやワイヤードビーンズなど6社の日本企業が参画し、インド在住のITエンジニアを対象に採用活動を実施する。
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