中央大学は、文系理系を問わず全学部生が対象となる「AI・データサイエンス全学プログラム」を2021年4月に開始する。AI、データサイエンスをリテラシーから応用基礎レベルまで系統的に学習する。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
中央大学は2020年12月3日、「AI・データサイエンス全学プログラム」を2021年4月に開始すると発表した。文系理系を問わず約2万5000人の全学部生を対象にAI、データサイエンスのリテラシーから応用基礎レベルまで系統的に学習する。希望する学生には、プログラム言語などのスキル取得やグループで学ぶ演習科目を用意する。
AI・データサイエンス全学プログラムは、「AI・データサイエンスと現代社会」「AI・データサイエンス総合」「ツール科目」「AI・データサイエンス演習」の4科目で構成される。詳細は以下の通り。
数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが定める数理、データサイエンス、AIモデル(リテラシーレベル)に準拠したカリキュラムを受講できる。内閣府の「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に申請を予定しており、今後は全学部必修科目化を検討するという。
実務家による事例紹介を中心とした講義。実践例だけでなくデータサイエンスの適用方法や有効性、課題を学修する。
「Microsoft Excel」や統計ソフトの基本的な利用方法の理解を目指す科目。Webアプリケーション開発ツールやR、Pythonといったプログラミング言語の習得も可能。
産業界や科学技術分野、身近な社会から取得した現実のデータを基に、課題を発見し、解決を目指す総合的な活動を学ぶ。学部や学年の枠を超えたグループで活動し、データサイエンス関連コンペティションなどに参加する計画もあるという。
中央大学は「文理を問わず、系統的に学習することで、データサイエンスが社会にもたらす価値や社会の諸課題について、俯瞰(ふかん)的に知識を身に付け、新しい社会の中でそれぞれの専門に生かしてほしい」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.