Microsoft、「PowerShell 7.2 Preview 2」を発表ANSIレンダリングに対応

Microsoftが発表した「PowerShell 7.2 Preview 2」では、ANSIエスケープコードを含むテキスト作成しやすくする新機能を利用できる。

» 2020年12月25日 15時30分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Microsoftは2020年12月15日(米国時間)、「PowerShell 7.2 Preview 2」を発表した。

 PowerShell 7.2は、「.NET 6」がベースになる予定だ。だが、.NET 6の最初のプレビュー版がまだリリースされていないため、PowerShell 7.2 Preview 2は、まだ「.NET 5」をベースにしている。

 PowerShell 7.2 Preview 2では、コードのクリーンアップやバグ修正が施され、幾つかの新機能が搭載された。新機能の概要は次の通り。

ANSIレンダリングのための「$PSStyle」自動変数を追加

 「PSAnsiRendering」という実験的機能で新しい「$PSStyle」自動変数を追加した。この変数は2つの目的で使用される。

 目的の一つは、テキスト修飾を制御するANSIエスケープコードを含むテキストコンテンツを作成しやすくすることだ。色やボールド、イタリックなどの修飾を制御できる。

 次の例は、$PSStyleの内容をダンプし、使用可能なメンバーと、テキストに対するそれらの効果、実際のANSIエスケープシーケンスの文字列を示している。なお、この変数のカスタム書式設定には、「Formatting」「Foreground」「Background」のようなネストされた型が含まれる。

$PSStyle変数の設定内容(出典:Microsoft

 ANSIエスケープシーケンスを複数組み合わせて使うこともできる。次の例では警告メッセージを、ボールドでイタリックの黄色に修飾し、ピンクの背景を加えた。

警告メッセージのスタイルをカスタマイズしたところ(出典:Microsoft

 ターミナルが24bitフルカラーをサポートしている場合は、これを利用するための「FromRgb()」メソッドも用意されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
Microsoft & Windows最前線2024
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。