朝日新聞社は長い文章を要約するAIを開発した。過去30年分の朝日新聞記事のデータなどをディープラーニングによって学習させた。文字数や割合を指定して、長い文章を入力すると、要約文を得られる。AIの機能をAPIとして公開しており、評価用途に限って無償で利用できる。
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朝日新聞社は2021年4月2日、長い文章を要約するAI(人工知能)を開発したと発表した。API(長文要約生成API)として公開しており、評価用途に限って無償で利用できる。
Web上の文章やビジネス文章、議事録、エントリーシートの内容などを対象に、素早く内容を判別したい、速読したいといった用途に活用できるという。
朝日新聞社は既に、文章から見出しや要約を自動生成する「自動要約生成API TSUNA」を有償で提供している。今回開発した長文要約生成APIは、TSUNAで培ってきた技術を基に、過去30年分の朝日新聞記事のデータなどをディープラーニング(深層学習)によって学習させた成果だ。
今回の長文要約生成APIをTSUNAと組み合わせることで、大量の文章に自動で見出しと要約を付与し、一覧にすることも可能だという。
長文要約生成APIは、長い文章を入力すると、それを要約した文章を返す。その際、文字数や割合を指定できる。
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