AWS、スケーラブルな本番Webアプリケーションのデプロイに適した「AWS App Runner」をリリース経済的なCI/CDの実現に役立つ

Amazon Web Servicesは、新しいフルマネージドサービスサービス「AWS App Runner」を発表した。ソースコードまたはコンテナイメージから、スケーラブルで安全なコンテナ化されたWebアプリケーションとAPIを簡単かつ経済的にAWSクラウドへ直接デプロイできる。

» 2021年05月20日 16時00分 公開
[@IT]

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 Amazon Web Services(AWS)は2021年5月18日(米国時間)、新しいフルマネージドサービス「AWS App Runner」を発表した。

 AWS App Runnerはソースコードまたはコンテナイメージから、スケーラブルで安全なコンテナ化されたWebアプリケーションとAPIをサービスとしてAWSクラウドに直接デプロイするための高速かつシンプルで経済的な方法だという。

 ユーザーはAWS App Runnerを利用するに当たって新しい技術を学習する必要がない。どのコンピュートサービスを使用するかを決めたり、AWSリソースのプロビジョニングや構成を調べたりする必要もない。

 AWS App Runnerはユーザーのコードやイメージリポジトリに直接接続し、自動インテグレーションとデリバリーパイプラインを提供する。ユーザーはフルマネージドオペレーションや高いパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティを享受できる。

 開発者はAWS App Runnerにより、コードやイメージの新バージョンをデプロイするプロセスを簡素化できる。

 オペレーションチームはAWS App Runnerを使って、コミットがコードリポジトリにプッシュされたり、コンテナイメージの新バージョンがイメージリポジトリにプッシュされたりするたびに、自動デプロイを実現できる。

AWS App Runnerの仕組み(出典:AWS

使いやすさと運用負荷の低さ、自動化が特徴

 AWS App Runnerには「使いやすさ」「自動スケーリング」「運用負荷の低減に役立つ」といった特徴があるという。

  • 特有の知識を必要とせず使いやすい

 コンテナやインフラを扱った経験がなくても、数クリックするだけで、安全なWebスケールのアプリケーションをビルド、実行できる。サーバの構成やネットワーク、ロードバランシング、デプロイパイプラインの知識は必要ない。

  • トラフィックに応じた自動スケーリングを実現できる

 Webスケールの高可用アプリケーションを簡単かつ経済的に実行できる。AWS App Runnerは、トラフィックの増減に応じてリソースをシームレスにスケールアップするとともに、ユーザーが構成した数のプロビジョンドコンテナインスタンスに自動的にスケールダウンして、コールドスタートを回避し、一貫した低レイテンシを確保する。

  • 運用負荷の低減に役立つ

 AWS App Runnerのリソースとインフラコンポーネントは、AWSによって完全に管理されるので、AWSによるセキュリティとオペレーションのベストプラクティスの恩恵を受ける。ユーザーはインフラとコンプライアンスの要件を満たしながら、アプリケーションに集中し続けることができる。

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