BlueMemeは、クラウド技術やローコード/ノーコード開発ツールの普及・発展に対する意識調査を実施した。クラウド技術やローコード/ノーコード開発ツールの普及・発展を実感している技術者の割合は64.9%に上った。
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BlueMemeは2021年5月24日、クラウド技術やローコード/ノーコード開発ツール(以下、クラウドやローコードツール)の普及・発展に対する意識調査の結果を発表した。それによると、クラウドやローコードツールの普及・発展を実感している技術者の割合は64.9%だった。
調査は、ソフトウェア・情報サービス業界で情報システム部門に所属する人を対象に実施し、111人から有効回答を得た。
情報システム部門で働いていて、クラウドやローコードツールの普及・発展を実感するかどうかを聞いたところ、「非常に感じる」と回答したのは20.8%、「少し感じる」は44.1%だった。クラウドやローコードツールの普及・発展を実感すると回答した人の内、従来型のSIerの仕事が「非常に変化・減少する」と考えている人の割合は23.5%、「少し変化・減少する」と考えている人は50.0%だった。
その理由を聞くと「簡単なものなら自社で開発が可能になるから」「システム構築に関わる労働力削減が起こるから」「今まで人手に頼っていたことも自動化される」「プログラミング教育の必修に伴い小規模のシステムは自主開発が進む」などの回答が挙がった。
クラウドやローコードツールが普及することで、SIerによるシステム開発はどう変わるかについて聞いたところ、「ローコード/ノーコードによる開発が当たり前になる」「SIerは選別され、コンサルティングや提案力のあるベンダーが残る」「定型で不変的な部分はローコード/ノーコード、会社独自の部分はSIerというすみ分けになる」「ローコード/ノーコードは顧客相手や頻繁な変更に対応する用途。サーバなどの構築がSIerというすみ分けになる」などの回答があった。
クラウドやローコードツールの利用目的については、「システム開発コストの削減」を挙げた人が最も多く、57.7%(複数回答)だった。次いで、「開発スピードの向上」が55.0%、「業務プロセスの自動化」が51.4%だった。
クラウドやローコードツールが積極的に使われていくと思う業界を聞いたところ、「業界は関係ない」と回答した割合が39.6%(複数回答)で最も高く、次いで「ソフトウェア/情報通信業」(37.8%)、「サービス業」(17.1%)と続いた。
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