2021年6月の累積更新プログラムにより、Windows 10 バージョン1909/2004/20H1/21H1を実行するPCのデスクトップのタスクバーに、新たに「ニュースと関心事項」が追加されました。Windows 10では機能更新プログラムや累積更新プログラムで、このような新機能がタスクバーに追加されることがあります。こうした新機能が業務遂行にふさわしくないと考える企業もあるでしょう。グループポリシーを使用すれば、簡単に無効にできます。
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タスクバーに追加される新機能「ニュースと関心事項」は、「Windows 10」のバージョン1909以降を実行するPCに対し、2021年5月の累積更新プログラムのプレビュー(Cリリース)で先行的に導入され、2021年6月の累積更新プログラム(Bリリース)で広く一般に導入されることになりました。
この新機能は個人ユーザーにはうれしい機能かもしれませんが、業務に必要かといわれれば、不要と考える企業が多いと思います。
タスクバー上に追加された“天気のアイコン”と“文字(気温)”をマウスでホバーすると、デスクトップのかなりの領域を使ってニュースが並んだ画面が表示されます。タスクバーの別の場所を操作しようとして、意図せず「ニュースと関心事項」の画面が開いてしまうこともあります(画面1)。これは、「ホバーで開く」オプションが既定で有効になっているからです。
「ニュースと関心事項」のように、Windows 10には機能更新プログラムだけでなく、品質更新プログラム(累積更新プログラム)でも新機能が追加される場合があります。
Windows 10 バージョン1709の機能更新プログラムでは、それまでの「People」アプリがタスクバー上の「People」アイコンに置き換えられました。Windows 10 バージョン1903以降向けに2020年11月の累積更新プログラム(2020年10月の累積更新プログラムのプレビューで先行的に)では、素早く「Skype」による会議を開始できるという「今すぐ会議を開始する」アイコンが追加されました。社内に別のオンライン会議システムを導入している場合は、このアイコンは全く無用です。ただし、「今すぐ会議を開始する」は、既定で表示される/表示されない条件があるようです。例えば、Enterpriseエディションでは表示されません。
タスクバー上のアイコンは、タスクバーの右クリックメニューやタスクバーの設定(「設定」アプリの「個人用設定\タスクバー」)で非表示にしたり、無効にしたりできますが、ユーザー自身の設定であり、強制力はありません(画面2)。
グループポリシーを使用すると、タスクバー上の特定のアイコンを非表示にし、ユーザーがアクセスできないようにします。「ニュースと関心事項」を無効にするには、次のポリシーを設定します(画面3)。
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