コネクトデータが実施した「オープンデータの活用に関する調査」によると、オープンデータを活用したことがない企業が約8割を占めることが分かった。活用している企業では、欲しいデータが見つからないことが課題だった。
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コネクトデータは2021年8月18日、「オープンデータの活用に関する調査」の結果を発表した。調査は、従業員数が300人以下の中小企業の経営者と役員を対象に実施された。それによると、約8割が「オープンデータを活用したことがない」と回答した。
オープンデータとは営利/非営利の目的を問わず、無償で2次利用できるデータのこと。官民データ活用推進基本法によって、国や地方公共団体はオープンデータに取り組むことが義務付けられている。
こうしたオープンデータについて、自社の課題解決や新規企画のために活用したことが「ある」と回答した割合は約2割だった。今後活用を考えている企業は約3割だったが、「コストをかけられないため現状は見通しが立っていない」との回答が50.0%を占めた。
オープンデータを活用している企業にオープンデータの課題について聞くと、「欲しいデータがなかなか見つからない」が最も多く、62.3%(複数回答、以下同)。次いで「データ形式にばらつきがあり分析しにくい」(35.1%)、「データ収集に時間がかかる」(29.9%)だった。
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