IPAとNICTが「DXの活動状況を自動分析するシステム」を開発従来はアンケートと専門家の評価が必要だった

IPAとNICTは、「WISDOM-DX」を開発した。企業が取り組んでいるDX活動について、その活動状況をAI技術によって自動的に分析し、評価する。NICTのユニバーサルコミュニケーション研究所が開発した質問応答システムを活用した。

» 2021年10月11日 08時00分 公開
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 情報処理推進機構(IPA)と情報通信研究機構(NICT)は2021年10月6日、企業が取り組んでいるDX(デジタルトランスフォーメーション)の活動状況をAI(人工知能)技術によって自動的に分析し、評価する「WISDOM-DX」を開発したと発表した。

画像 「WISDOM-DX」の概要図(提供:IPA

質疑応答システムで「DX摘要」を自動生成

 従来はアンケート調査に基づいて専門家が評価していた内容を質疑応答の形にモデル化し、「WISDOM X」を使ってアンケート結果に相当する「DX摘要」を自動生成する。WISDOM XはNICTのユニバーサルコミュニケーション研究所が開発した質問応答システムで、さまざまな形式の質問に対し、端的に回答(応答結果)を提示する。

 活動状況は3つのプロセスを経ることで評価できる。

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