monomodeは「テレワークに役立つクラウドサービス カオスマップ2021年度版」を公開した。クラウドサービスを「コミュニケーション」「バックオフィス」「セールス」の3つのジャンルに分け、約100件のサービスを掲載している。
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monomodeは2021年10月25日、「テレワークに役立つクラウドサービス カオスマップ2021年度版」を公開した。クラウドサービスを「コミュニケーション」「バックオフィス」「セールス」の3つのジャンルと、ジャンルごとに11個のカテゴリーに分けた。
総務省の「令和2年通信利用動向調査報告書(企業編)」によると、テレワークを導入している企業の割合は47.4%で、「導入していないが、今後導入予定がある」企業を合わせると58.0%に上る。それに伴ってクラウドサービスの利用も進んでおり、同報告書によるとクラウドサービスを「全社的に利用している」割合は39.3%、「一部の事業部または部門で利用している」割合が29.2%となっている。
monomodeは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大前の2018年と比べるとクラウドサービスを利用する企業の割合は12ポイント増加している。テレワークを導入する企業はこのカオスマップを参考にクラウドサービスの活用を進めてほしい」としている。
実際に導入しているクラウドサービスのトップ3は「ファイル保管・データ共有」(59.3%)、「電子メール」(50.2%)、「社内情報共有・ポータル」(44.7%)となっている。monomodeは「利用割合は年々増加傾向にある。テレワーク導入に伴い、データや情報を共有する必要性が高まっているようだ」と推測する。
「クラウドサービスを利用している理由」で最も多いのは「場所、機器を選ばずに利用できるから」(45.5%)となっており、次いで「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」(42.3%)が多かった。monomodeはこの理由について「クラウドサービスの『いつでも、どこでも』という手軽さに加え、物理サーバや保守体制が不要で『コストを削減できる』ことがクラウドサービスの利用拡大につながっている」と分析している。
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