総務省が「クラウドサービス事業者向けのAIサービス開発ガイドブック」を公開「利用者の信頼を得つつ市場を拡大する取り組み例」も紹介

総務省は、「AIを用いたクラウドサービスに関するガイドブック」を公表した。AIクラウドサービスを開発する流れを体系的に整理し、開発者が留意すべき点をまとめた。利用者の信頼を得つつ市場を拡大するために推奨される自主的な取り組みも示した。

» 2022年02月17日 08時00分 公開
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 総務省は2022年2月15日、「AIを用いたクラウドサービスに関するガイドブック」を公表した。クラウドサービス事業者が、AI(人工知能)クラウドサービスを開発したり提供したりする際に留意すべき事項をまとめた。

画像 ガイドブックの対象とAIクラウドサービス例(出典:AIを用いたクラウドサービスに関するガイドブック

クラウドサービスのAI活用が進まない3つの理由

 総務省は「AIを活用しているクラウドサービス事業者は全体の3割程度にすぎない」と指摘する。同省はその理由として以下の3つを挙げる。

1.AIの導入方法が分からない

 総務省によると、AI活用に積極的でも、具体的に自社のサービスにどのように組み込めばいいか分からないというクラウドサービス事業者は多いという。

2.受託開発AIとの違い

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