Gartner、「サイバーセキュリティリーダーの役割が再構築の対象に」サイバーセキュリティがESG目標の対象に

Gartnerはサイバーセキュリティリーダーの役割を進化させる必要があるという見解を発表した。IT部門以外の幹部がサイバーリスクに関する説明責任を担うようになっていることに加え、エコシステムの分散化に伴い、サイバーセキュリティリーダーが直接コントロールできる意思決定の範囲が縮小しているためだ。

» 2022年03月01日 12時50分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Gartnerは2022年2月24日(米国時間)、サイバーセキュリティリーダーの役割を進化させる必要があるという見解を発表した。IT部門以外の幹部がサイバーリスクに関する説明責任を担うようになっていることに加え、エコシステムの分散化に伴い、サイバーセキュリティリーダーが直接コントロールできる意思決定の範囲が縮小しているためだ。

 Gartnerによると、セキュリティとリスク管理(SRM)のリーダーは、外部関係者のサイバーヘルス(健全性)を評価したり、これに影響を与えたりすることに、より多くの労力を費やすようになっている。従業員がサイバーリスクに影響する意思決定を行うことが多くなり、サイバーセキュリティリーダーが関与しない執行委員会の設立も進んでいる。

 Gartnerのアナリストはこれらの要因によって、現在サイバーセキュリティリーダーのコントロール下にある意思決定の多くが、今後は直接的なコントロールの対象ではなくなると予想している。

サイバーリスクの責任を負うビジネスリーダーが増加

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
Microsoft & Windows最前線2024
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。