ジュニパーがDCネットワーク構築自動化ツールApstraで小規模DCに対応DCネットワーク移行サービスも開始

ジュニパーネットワークスは、企業のデータセンターにテクノロジー企業のようなネットワークを手間なく導入できる自動化ツール「Apstra」で、エッジを含む小規模データセンターに対応した。合わせてデータセンター移行のプロフェッショナルサービスを発表した。

» 2022年03月29日 12時31分 公開
[三木泉@IT]

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 ジュニパーネットワークスは2022年3月29日、企業のデータセンター(以下、DC)におけるネットワークをテクノロジー企業のような拡張性、柔軟性、管理性に優れたものに変身させるツール「Juniper Apstra(以下、Apstra)」で、小規模なデータセンターへの対応を発表した。DCネットワークのゼロトラスト化関連機能も強化した。また、ジュニパーはDCネットワーク移行のプロフェッショナルサービスも始めた。

 Apstraは、同名のスタートアップ企業を買収したJuniper Networksが、2021年初めから提供しているツールで、テクノロジー企業と同様なDCネットワークの構築を自動化する。日本ではYahoo! Japanがユーザーとして知られているが、一般企業でも利用可能。

 テクノロジー企業は、DCスイッチをリーフ/スパインの2段構成とし、BGPで拡張性を確保すると共に、EVPN-VXLANによるネットワーク仮想化を適用し、フラットなネットワークの使い勝手を実現している。だが、こうした構成は技術的に複雑で時間がかかり、間違いが起こりやすい。

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