Synergy Research Groupによると、2021年の世界データセンターインフラ市場は前年比10%増の1850億ドル規模となった。
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調査会社のSynergy Research Groupは2022年3月28日(米国時間)、2021年の世界データセンターインフラ市場が1850億ドル規模となり、前年比で10%成長したと報告した。
Synergy Researchの定義では、データセンターインフラにはサーバ、ストレージ、ネットワーキング、セキュリティなどのITハードウェアおよびソフトウェアが含まれる。
同社はデータセンターインフラをパブリッククラウド向けと企業データセンター向けに分類しており、2021年はパブリッククラウド向けインフラの売上高が前年比20%増で過去最高を記録し、データセンターインフラ全体の売上高の47%を占めた。
Synergy Researchはその背景について、クラウドプロバイダーが、増加の一途をたどる需要に対応するため、大規模なデータセンター投資を続けていると説明している。
一方、企業データセンター向けインフラの売上高は、2020年は前年比6%減だったが、2021年は同3%増といくらか持ち直した。
市場シェアを見ると、パブリッククラウド向けインフラでは、ODM(Original Design Manufacturer:他社ブランドでの設計、製造を担うメーカー)全体が最大のシェアを占め、次いでDell Technoligies、Microsoft、Inspurが同程度のシェアを獲得した。
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