GitHubは、AIペアプログラマー「GitHub Copilot」のテクニカルプレビュー版を「Visual Studio 2022」でも利用できるようにした。
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GitHubは2022年3月29日(米国時間)、プログラマーがより速く、より少ない労力でコードを書けるように支援するAIペアプログラマー「GitHub Copilot」のテクニカルプレビュー版を「Visual Studio 2022」でも利用できるようにしたと発表した。
GitHub Copilotは2021年6月に発表された。コメントやコードから文脈を読み取り、個々の行や関数全体を即座に提案する機能を持つ。この機能は、OpenAIが開発した新しいAIシステム「OpenAI Codex」をベースにしている。これまで、テクニカルプレビュー版がコードエディタの「Visual Studio Code」「Neovim」や、JetBrainsのIDE(統合開発環境)スイートの拡張機能として提供されてきた。
GitHub Copilotは幅広いフレームワークと言語に対応している。GitHubは「テクニカルプレビュー版は、特にPython、JavaScript、TypeScript、Ruby、Java、Goでうまく機能する。だが、数十の言語を理解し、さまざまな手助けができる」としている。
GitHub Copilotのテクニカルプレビュー版は招待制で提供されており、新たにリリースされたVisual Studio 2022の拡張機能を利用するには、まずGitHub Copilotのウェイティングリストに登録する必要がある。
GitHubから、アクセスが可能になったことを知らせる電子メールが届いたら、Visual Studio 2022の[拡張機能]-[拡張機能の管理]からGitHub Copilot拡張機能を検索、ダウンロードしてインストールできる。
ユーザーがタイプすると、GitHub Copilotは、必要と考えたコードを自動的に提案する。提案を受け入れる場合は[Tab]キーを押し、無視する場合はそのまま入力を続ける。GitHub Copilotはそれらに基づいてさらに提案を行う。提案が邪魔になる場合は、[Esc]キーを押して提案を完全に消去することもできる。
GitHub Copilotは、最適と判断した提案を常に表示するが、ユーザーは[Ctrl]+[Alt]+[[]キーや[Ctrl]+[Alt]+[]]キーを使って、生成された複数の提案から選択することが可能だ。
GitHub Copilotの設定は、エディタウィンドウの最下部にあるGitHub Copilotアイコンをクリックして、いつでも調整できる。GitHub Copilotを特定のソリューションやプログラミング言語に応じて有効/無効にしたり、どんな場合にGitHub Copilotを有効にするかを管理したりできる。
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