GitHubは、公式クライアントアプリケーションの最新バージョン「GitHub Desktop 3.0」を公開した。Git操作のサポートが改善されている他、「GitHub」をローカル開発ワークフローに近づける新機能が追加されている。
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GitHubは2022年4月26日(米国時間)、GUIを使って「GitHub」を操作できる公式クライアントアプリケーションの最新バージョン「GitHub Desktop 3.0」を公開した。このバージョンでは、コミットのsquash、並べ替え、修正といったGit操作のサポートが改善されている他、GitHubをローカル開発ワークフローに近づける新機能が追加されている。
GitHub Desktop 3.0では、プルリクエストチェックでステータスを確認することで、本番環境に向けてソースコードを準備できるようになった。プルリクエスト番号のバッジをクリックするだけで、チェック、ジョブ、ステップのいずれのステータスであるかを確認し、発生する可能性のある問題を把握して解決できる。
チェックが失敗し、その理由が分からなかった場合は、チェックを再実行して確認し直すこともできる。また、失敗した「GitHub Actions」チェックや、個別のGitHub Actionsチェックの再実行も可能だ。
GitHub Desktop 3.0で追加されたもう1つの機能が、高信号通知のサポートだ。
従来、多数のアプリケーションからの何百もの通知が送信されているが、それらのほとんどは単なるノイズとなってしまっている。そこでGitHub Desktop 3.0では、作業しているリポジトリで本当に重要なことが起きた場合にのみ、通知が表示されるようになった。
GitHub Desktop 3.0では、次のような問題が発生すると、システム通知が表示され、プルリクエストチェックで生じた問題を詳しく説明するダイアログが新たに表示されるようになった。
「ブランチで開発していた新機能が、チームメイトと共有して正式なレビューを行える段階に達した。そこでブランチをリポジトリにプッシュし、プルリクエストを開き、その後すぐ、別のブランチに切り替えて別の機能の開発を始めた。ところが数分後、あるファイルをコミットに追加し忘れていたことが原因となり、プルリクエストのマージに必要なチェックが失敗した」
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