フリーランスエンジニア向け新規案件と成約数が2022年6月に大幅増、人気職種は?アイデンティティーが調査

アイデンティティーは「IT人材市況動向レポート2022年6月度版」を発表した。2022年6月の新規人材案件は、2022年年5月から51.2%増加した。2022年6月の新規人材案件の平均希望単価は、対前月比8.1万円増の63.3万円。成約数は2022年5月と比べて69.2%増加した。

» 2022年07月11日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 アイデンティティーは2022年7月7日、「IT人材市況動向レポート2022年6月度版」を発表した。同社が運営するITフリーランスエンジニアの案件・求人サイト「テクフリ」のデータを分析した。

 2022年6月の新規人材案件は、2022年5月から51.2%増加した。職種別に見ると、「サーバサイドエンジニア」が22.5%を占めた。次いで「イラストレーター」が9.9%、「PM(プロジェクトマネジャー)」が6.3%、「Webデザイナー」「編集・ライター」「Webディレクター」がどれも5.4%だった。

職種別で最も単価が高いのは?

 2022年6月の新規人材案件の平均希望単価は、対前月比8.1万円増の63.3万円。職種別に見ると、単価の高い順に、「ITコンサルタント」が115.0万円、「SAPコンサルタント」が100.0万円、「PM」が93.0万円だった。

職種別平均希望単価(円/月)(提供:アイデンティティー)

若年層の案件が増加

 年齢層別に見ると、若年層の案件が増えている。

 「25〜34歳」は、対前月比3.6ポイント増の40.6%、「24歳以下」は同4.2ポイント増の7.8%だった。その他は、「35〜44歳」が同3.8ポイント減の28.3%、「45〜54歳」が同4.6ポイント減の14.8%、「55歳以上」が0.7ポイント増の8.6%だった。

フルリモートを8割以上が希望

 希望する働き方では、「フルリモート」を希望する人材が83.0%(複数回答)で圧倒的に多い。次いで、「リモート」が53.7%、「週5勤務」が52.3%だった。

 2022年6月は成約数も増えた。2022年5月と比べて69.2%増加した。

 成約案件を職種別に見ると、2022年5月から大きく変動した。2022年6月は、「PM」が27.3%、「組み込み・制御」と「フロントエンド」がどちらも18.2%、「その他エンジニア」が9.1%、「Androidエンジニア」「iOSエンジニア」「UI/UXエンジニア」「Webマーケッター」「ゲームプランナー」「編集・ライター」がいずれも4.5%だった。

 それに対して2022年5月のトップ5は順に、「サーバサイド」「インフラエンジニア」「マークアップエンジニア」「フロントエンド」「デバッガー(ゲームテスト)」だった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

4AI by @IT - AIを作り、動かし、守り、生かす
Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。