LASSICは、ITエンジニア向けフルリモートワーク案件の平均月額報酬を発表した。全案件の平均月額報酬は約74万円だった。職種別のトップは「CTO/VPoE/テックリード」で、言語・フレームワーク別のトップは「Scala」だった。
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LASSICは2022年7月26日、ITエンジニア向けフルリモートワーク案件の平均月額報酬を発表した。これは同社が運営するリモートワーク人材エージェント「Remogu」に登録されている案件、計3797件のデータを集計したもの。それによると、全案件の平均月額報酬は約74万円だった。
「フルリモートで週5日稼働」という案件の平均月額報酬を職種別に見ると、トップは「CTO(最高技術責任者)/VPoE(エンジニア組織の形成・運営責任者)/テックリード」(約94万円)。次いで、「プロジェクトリーダー」(約86万円)、「プロジェクトマネジャー」(約85万円)、「データサイエンティスト」(約83万円)、「インフラエンジニア/SRE(サイト信頼性エンジニア)」(約78万円)と続いた。
言語、フレームワーク別では「Scala」が最も報酬が高く、約94万円だった。次いで「Go」(約93万円)、「Vue.js」(約83万円)、「Python」(約82万円)、「Ruby on Rails」(約82万円)だった。LASSICは「Pythonは、機械学習やデータ分析などに応用可能なスキルを持っていると高額になるが、通常の言語として扱う案件も多く含まれる」と分析している。
案件比率を職種別に見ると「サーバサイドエンジニア」が最も多く、43%を占めた。
次いで、「フロントエンドエンジニア」が21%、「インフラエンジニア/SRE」が6%、「プロジェクトマネジャー」と「プロジェクトリーダー」「Webデザイナー/ディレクター」がいずれも5%だった。
LASSICは次のように述べている。
「上位2職種で、フルリモート案件の6割超を占めた。システム開発に携わるエンジニアであれば、フリーランスとしてフルリモート案件を選択できる状況にある」
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