IDC Japanは、2021年の国内ITサービス市場のベンダー別売上ランキングを発表した。市場規模は、対前年比3.2%増の5兆8712億円。上位5社は2020年と同様に、富士通、NTTデータ、日立製作所、NEC、日本IBMの順だった。
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IDC Japanは2022年8月1日、2021年の国内ITサービス市場ベンダー売上ランキングを発表した。上位5社は2020年と変わらず、富士通、NTTデータ、日立製作所、NEC、日本IBMの順。2位のNTTデータの売上が1兆円を超えた。
国内ITサービス市場の2021年の規模は、対前年比3.2%増の5兆8712億円。売上額の対前年比成長率は7年連続でアクセンチュアが最も高かった。IDC Japanは「顧客のデジタル化や、業務改革を支援するコンサルティング、設計/構築、運用、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスまでを一貫して支援する一連のサイクルが効果的に機能しており、これが成長を支えている」と分析している。
サービスセグメント別に見ると「プロジェクトベース」の市場は、「DX」(デジタルトランスフォーメーション)関連の需要の高まりやSAP関連とクラウドマイグレーション需要の継続、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響からの回復が見られ、上位10社のうち8社がプラス成長だった。
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