Java開発者向けAzureプラグイン「Azure Toolkit for IntelliJ」をアップデート、MicrosoftAzure Cosmos DB対応、Azure VM機能の強化など

Microsoftは2022年9月に公開したアプリ開発者向けのツール群「Java on Azure Tooling」のアップデート内容の詳細を公式ブログで紹介した。Azure Cosmos DBをサポートし、Azure仮想マシン機能をさらに強化するとしている。

» 2022年10月13日 10時30分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Microsoftは2022年10月10日(米国時間)、「Microsoft Azure」でJavaを使用するアプリ開発者向けのツール群「Java on Azure Tooling」で2022年9月に公開したアップデートの内容を公式ブログで紹介した。JetBrainsの統合開発環境「IntelliJ IDEA」用のプラグイン「Azure Toolkit for IntelliJ」で、「Azure Cosmos DB」のサポート、Azure仮想マシン機能の強化、「Azure SDK Reference Book」を改善したとしている。

 Azure Toolkit for IntelliJにより、IntelliJ IDEAを使うJava開発者はAzureで、高い可用性とスケーラビリティを備えたクラウドネイティブのJavaベースWebアプリケーションを簡単に開発、構成、テスト、デプロイできる。Azure Toolkit for IntelliJの最新リリースでは、次の機能が追加されている。

Azure Cosmos DBのサポート

 Azure Cosmos DBは、あらゆる規模の高性能アプリケーションに対応できるフルマネージドでサーバレスのNoSQLデータベースだ。Azure Toolkit for IntelliJの最新リリースでは、Azure Explorerから任意のAzure Cosmos DBアカウント、データベース、コンテナを表示できるようになった。Azure ExplorerからMongo/Cassandra API/SQL Managementを直接サポートしている。さらにIntelliJ IDEA Ultimate Editionでは、「Database Tool」ウィンドウでMongo APIがサポートされるようになった。

Azure ExplorerでAzure Cosmos DBを表示(提供:Microsoft)Azure ExplorerでAzure Cosmos DBを表示《クリックで動画を再生》(提供:Microsoft)

Azure仮想マシン機能の強化

 Azure Toolkit for IntelliJの2022年8月のアップデートでは、IntelliJ IDEAの実行/デバッグ構成の「Run On」ターゲットリストに「Azure Virtual Machine(Azure仮想マシン)」エントリが加わった。9月のアップデートではAzure仮想マシン機能が向上し、以下の機能が利用可能になった。

  • Azure ExplorerでAzure仮想マシンリソースノードから直接SSHを使用する
  • Azure ExplorerでAzure仮想マシンのファイルをブラウズする

 Azure ExplorerでAzure仮想マシンを作成後、関連するAzure仮想マシンノードを右クリックすると、「Connect Using SSH」(SSHで接続)または「Browse Files Using SFTP」(SFTPでファイルをブラウズ)のオプションを選択できる。

Azure SDK Reference Bookの改善

 Azure SDKは、開発者が選択した言語からAzureサービスを簡単に利用できるように構築されたライブラリの集合体だ。Azureを使用するJava開発者は、Azure SDK Reference Bookから現在のローカルプロジェクトに、依存関係を直接追加、更新できるようになった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。