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本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理関数「sys.dm_cryptographic_provider_algorithms」における、拡張キー管理プロバイダーのアルゴリズムに関する情報を出力する方法について解説します。対応バージョンは、SQL Server(サポートされている全てのバージョン)です。
SQL Serverには、拡張キー管理(EKM)を使用したデータ暗号化機能が用意されています。
法規制順守の必要性やデータプライバシーに対する関心の高まりを受けて、さまざまなハードウェアベンダーからハードウェアセキュリティモジュール(HSM)製品が提供されています。SQL Serverの拡張キー管理では、EKM/HSMベンダーが作成したEKMモジュールをSQL Serverに登録することによって、EKMモジュールによる高度な暗号化機能やキー管理機能を利用できます。
「sys.dm_cryptographic_provider_algorithms」では、拡張キー管理プロバイダーのアルゴリズムに関する情報を出力します。
構文 sys.dm_cryptographic_provider_algorithms (provider_id)
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
provider_id | int | EKMプロバイダーのID |
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
algorithm_id | int | アルゴリズムのID |
algorithm_tag | nvarchar(60) | アルゴリズムの識別タグ |
key_type | nvarchar(128) | キーの種類 |
key_length | int | キーの長さ(bit単位) |
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