内製と外製の比較表付き、ITRが内製化のノウハウをまとめたホワイトペーパーを公開無償でダウンロード可能

ITRは、ホワイトペーパー「DX加速のための内製化〜クラウド&アジャイルによる内製推進の価値」を発行した。内製によって獲得できる価値と成功のためのアプローチをまとめている。

» 2023年01月18日 08時00分 公開
[@IT]

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 アイ・ティ・アール(ITR)は2023年1月17日、ホワイトペーパー「DX加速のための内製化〜クラウド&アジャイルによる内製推進の価値」を発行した。

 ITRが想定している利用者は、アプリケーション開発にかかるコストや時間の短縮、自社開発エンジニアのスキル向上、社内ノウハウの蓄積などの点で課題を抱えているユーザー企業のIT部門やDX部門。内製化を推進するためのアプローチや重要な留意点、例えば「内製と外製の比較」「内製化領域の判断基準」などを紹介している。

画像 内製と外製の比較の図(提供:ITR

「マインドセットを切り替えられる」というメリットも

 ITRによると、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためにアプリケーション開発の内製化やアジャイル開発、DevOpsに取り組む企業は増えているが、エンジニア不足やスキル不足といった課題を抱えている企業も多いという。そうした課題を解決するには、「経験豊富な人材の獲得や社内エンジニアの教育には時間がかかるため、それらの活動と並行して、より少ない労力で短期間に成果を挙げられるよう注力することが重要だ」とITRは指摘。

 また、内製化で成果を得るためのポイントとして「インフラの準備が不要で、すぐに開発を始められるクラウドサービスの活用や短い時間で開発できるアジャイル開発手法の採用、DevOpsの導入などが重要だ」と述べている。

 ITRの甲元宏明氏(プリンシパル・アナリスト)は、「外製に比べて内製は、開発スピードや先進技術への対応、自社要員の専門性が向上するだけでなく、開発に関わる自社スタッフのマインドセットが『プロダクト指向』『顧客指向』に変わるという価値が得られる。内製経験が乏しい国内企業は、クラウドサービスを積極的に活用し、小さな成功を積み重ねて社内関係者の信頼を獲得しながら、内製の対象範囲を拡大していくべきだ」と述べている。

 なお、ホワイトペーパーは、ITRのWebサイトから無償でダウンロードできる。

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