なお、この箱は自動的に消滅するこうしす! こちら京姫鉄道 広報部システム課 @IT支線(35)

情報セキュリティの啓発を目指した、技術系コメディー自主制作アニメ「こうしす!」の@ITバージョン。第35列車は「網棚の荷物」です。※このマンガはフィクションです。

» 2023年03月20日 05時00分 公開

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こうしす!」とは

ここは姫路と京都を結ぶ中堅私鉄、京姫鉄道株式会社。

その情報システム(鉄道システムを除く)の管理を一手に引き受ける広報部システム課は、いつもセキュリティトラブルにてんてこ舞い。うわーん、アカネちゃーん。

こうしす!@IT支線」とは

「こうしす!」制作参加スタッフが、@IT読者にお届けするセキュリティ啓発4コマ漫画。


今回の登場人物

akane

祝園アカネ(HOSONO Akane)

広報部システム課 係員。情報処理安全確保支援士。計画的怠惰主義者で、有休取得率は100%。しかし、困っている人を放っておけない性格が災いし、いつもシステムトラブルに巻き込まれる

mei

英賀保芽依(AGAHO Mei)

広報部広報課係員。天才的トラブルメーカーで、システム課やシステム子会社からは「アルティメットバグトリガー」として知られる。アカネの同期




第35列車:母さん、私のあの箱、どうしたんでしょうね


















※Live2Dモデル:Live2D, 高嶋るみあ/背景3D:頭座技富/OPAP-JP contributors

井二かけるの追い解説

 今回のテーマは、「網棚の荷物」です。

 サイバーではない物理の情報セキュリティインシデントとしてよくあるのが、荷物の紛失とそれによる情報漏えいです。

 マンガでは、社用PCが入った箱を電車で姫路の本社から京都支社まで運搬する際に、芽依が荷物を網棚に置いたまま眠ってしまいます。その結果、箱ごと荷物を紛失してしまいました。社用PCですから中には業務上の重要なデータが含まれているかもしれません。

 重要な手荷物はなぜか消滅しがちです。盗難に遭うケースや単純に置き忘れてしまうケース、泥酔してどこに置いたかすら分からないケースなど、情報システム担当者なら何度も経験してきたことでしょう。

 このような事件は無数に存在します。

 今後はテレワークと出社のハイブリッドで自宅と職場間を移動する機会が増加する方も多いでしょう。そのときに、うっかりPCや周辺機器を紛失してしまう事態も増えていくかもしれません。いくら気を付けていても、紛失は完全に防げません。では、どのように対策すればいいのでしょうか。

 まず考えるべきは、紛失の発生確率を下げることです。

紛失の発生確率を減らすには

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