情報セキュリティの啓発を目指した、技術系コメディー自主制作アニメ「こうしす!」の@ITバージョン。第35列車は「網棚の荷物」です。※このマンガはフィクションです。
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ここは姫路と京都を結ぶ中堅私鉄、京姫鉄道株式会社。
その情報システム(鉄道システムを除く)の管理を一手に引き受ける広報部システム課は、いつもセキュリティトラブルにてんてこ舞い。うわーん、アカネちゃーん。
「こうしす!」制作参加スタッフが、@IT読者にお届けするセキュリティ啓発4コマ漫画。
今回のテーマは、「網棚の荷物」です。
サイバーではない物理の情報セキュリティインシデントとしてよくあるのが、荷物の紛失とそれによる情報漏えいです。
マンガでは、社用PCが入った箱を電車で姫路の本社から京都支社まで運搬する際に、芽依が荷物を網棚に置いたまま眠ってしまいます。その結果、箱ごと荷物を紛失してしまいました。社用PCですから中には業務上の重要なデータが含まれているかもしれません。
重要な手荷物はなぜか消滅しがちです。盗難に遭うケースや単純に置き忘れてしまうケース、泥酔してどこに置いたかすら分からないケースなど、情報システム担当者なら何度も経験してきたことでしょう。
このような事件は無数に存在します。
尼崎市のUSBメモリ紛失事件 “アンチパターン盛り合わせ”から学べること(ITmedia エンタープライズ)
量子科学技術研の病院がUSBメモリ紛失 患者情報3300人分入り 使用したまま医師離席、戻った時には見当たらず(ITmedia NEWS)
商業施設でPC紛失、テナント従業員の情報最大1万件を保存していた可能性 なくした時期は「2013年以降」(ITmedia NEWS)
今後はテレワークと出社のハイブリッドで自宅と職場間を移動する機会が増加する方も多いでしょう。そのときに、うっかりPCや周辺機器を紛失してしまう事態も増えていくかもしれません。いくら気を付けていても、紛失は完全に防げません。では、どのように対策すればいいのでしょうか。
まず考えるべきは、紛失の発生確率を下げることです。
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