SkyQuestはサイバーセキュリティAI市場の成長予測を発表した。2023年から2030年までの同市場の年平均成長率(CAGR)を24.42%、市場規模は2030年までに94.3億米ドルを超えると見込んでいる。
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SkyQuestは2023年3月6日、サイバーセキュリティAI(人工知能)市場の成長予測を発表した。同社は、2023年から2030年までの同市場の年平均成長率(CAGR)を24.42%と予測しており、「2030年には同市場の規模は94.3億米ドルを超える」と予測している。
近年はセキュリティ市場全体が急速に成長しており、SkyQuestによるとその市場規模は2028年までに2420億米ドルを超える。その中でもAI市場の成長は著しいという。その背景には「サイバー脅威の増加と世界中の企業や個人に対する攻撃への懸念」があると同社は指摘する。
「サイバー脅威の数と複雑さが増すにつれて、人手での対処は限界に近づいている。AIを用いることで侵入や異常の検知、インシデントの対応を自動化できるため、期待する声が大きくなっている」(SkyQuest)
地域別で見ると、2023年3月時点で最も高い市場シェアを持つのは北米だが、成長率が高いと予測されるのは日本や中国などのアジア太平洋地域だ。同地域におけるサイバー攻撃の脅威はここ数年で倍増しており、「それに対応するために多くの企業がサイバーセキュリティAIテクノロジーを導入する」とSkyQuestは予測している。
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