「優秀エンジニアの争奪戦」に巻き込まれる日本企業、2026年までに過半数に影響 ガートナー作業者としてではなくクリエーターとしてのエンジニアが必要

ガートナージャパンは、「テクノロジー人材」に関する展望を発表した。やがて来る“産業革命的な大転換期”に備えるには、ないものを創造する「クリエーター的エンジニア」が不可欠になるという。

» 2023年05月15日 08時00分 公開
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 ガートナージャパンは2023年5月11日、「テクノロジー人材」に関する展望を発表した。

画像 プレスリリース

 ガートナージャパンの亦賀忠明氏(ディスティングイッシュト バイスプレジデント、アナリスト)は、「日本は、“江戸時代的な状況”から新たな“産業革命的な時代”へと向かいつつある。その変化に対応するにはテクノロジー人材、特に『クリエーター的エンジニア』が不可欠になる」と述べている。ここでいうクリエーター的エンジニアとは「ないものを創造するエンジニア」のことで、決められたことを決められた通りにこなす、といった“作業者的エンジニア”の対極に当たる。

 ガートナージャパンは「時代の変化にいち早く対応している企業はITを駆使できる企業に進化しており、自社のITに関わる担当者やエンジニアをクリエーター的エンジニアに位置付けている」と指摘。2026年までに日本企業の60%以上がIT関連部門で働く人々をクリエーター的エンジニアとして再定義し、「『人を大事にし、人を元気にし、人に活躍いただく』ような組織に変わる」と予測している。

エンジニアの奪い合いが始まる

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