ローカルコンテナ開発を容易にするOSS「Podman Desktop 1.0」が公開開発環境から本番環境へのスムーズな移行が可能に

開発者がローカル環境からコンテナやKubernetesをシームレスに操作するためのオープンソースグラフィカルツール「Podman Desktop 1.0」の一般提供が開始された。

» 2023年06月01日 08時00分 公開
[@IT]

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 Red Hatは2023年5月23日(米国時間)、アプリケーション開発者がローカル環境からコンテナやKubernetesをシームレスに操作するためのオープンソースグラフィカルツール「Podman Desktop 1.0」の一般提供を開始したと発表した。

 Red Hatは、「Podman Desktopは、開発者が開発環境と本番環境をより近づけるための簡便な方法を提供する」と述べている。

 Podman DesktopはWindows、Mac、Linuxに対応している。ローカル環境に「Podman」(POD MANager)をインストールし、構成し、最新の状態に維持する。Podmanは、OCI(Open Container Initiative)コンテナおよびPodのオープンソース管理ツールだ。

 開発者は、Podman Desktopが提供するシステムトレイを使って、他のタスクのフォーカスを失うことなく、コンテナエンジンのステータスチェックや操作ができる。さらに、Podman Desktopが提供するダッシュボードを用いて、コンテナ、イメージ、Pod、ボリュームを操作できる他、OCIレジストリやネットワーク設定を使用して環境を構成できる。Kubernetes環境にPodを接続し、デプロイ(展開)することも可能だ。

 Podman Desktopは複数のコンテナエンジンをサポートしており、開発者は好きなものを選んで使える。サポートされるコンテナエンジンは、Podmanコンテナエンジン、crc、Podman Limaマシン、Dockerだ。

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