Mozillaは、デスクトップ用Firefoxブラウザの最新版「Firefox Version 115.0」を公開した。Chromeベースブラウザで保存した決済方法の引き継ぎなど、幾つかの新機能が追加され、セキュリティ脆弱性やバグなどの問題が修正されている。
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Mozillaは2023年7月4日(米国時間)、デスクトップ用Firefoxブラウザの最新版「Firefox Version 115.0」をリリースチャネルで公開した。
Firefox 115は、Windows 7、8、8.1をサポートするFirefoxの最後のバージョン。これらのWindowsを使用するFirefox 115ユーザーは、アプリケーションの更新に伴ってFirefox Extended Support Release(ESR)チャネルに移行され、「Firefox ESR 115」を使用することになる。Mozillaはこうしたユーザーに、2024年9月までFirefoxのセキュリティ更新プログラムを提供する。
ただし、Microsoftは2023年1月に、Windows 7、8、8.1のサポートを終了したため「これらのWindowsを使い続けることは危険だ」とMozillaは警告している。
またFirefox 115は、macOS 10.12(Sierra)、10.13(High Sierra)、10.14(Mojave)をサポートするFirefoxの最後のバージョンでもある。これらのmacOSを使用するFirefox 115ユーザーは、アプリケーションの更新に伴ってFirefox ESRチャネルに移行され、Firefox ESR 115を使用することになる。Mozillaはこうしたユーザーに、2024年9月までFirefoxのセキュリティ更新プログラムを提供する。
だが、これらのmacOSは、最後のセキュリティ更新プログラムが公開されたのが2021年7月(macOS 10.14用)であり、Mozillaは「これらのmacOSについても使い続けることは危険だ」と警告している。
Firefox 115は、以下のような新機能を提供する。
Firefox 115ではこれらの新機能が追加された他、13件のセキュリティ脆弱(ぜいじゃく)性やバグなどさまざまな問題が修正され、開発者向けツールの改良も行われた。
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